第3号 2001年2月発行 NO,1 |
〜冬の室内温度〜
人間の温度感覚(暑いとか寒いとか感じる感覚)は、人体から周り環境に 逃げる熱量の速さによって決まります。冬期に室内で心地よいと 感じるのは、床・壁・天井など周壁面の温度が室内空気より高く、 身体が通常の熱生産をせずにすむときで、放射損失がないときです。 輻射熱とは放射熱が物や身体に達したときにはじめて短波調の 放射(遠赤外線など)を熱に変えることです。室内における体感温度は、 室内空気温度や周壁面温度に依存しています。〜エアコンと床暖房の違い〜
暖房には大きく分けて、室内の空気を暖める方法と、輻射熱(放射熱) を利用して暖める方法にわかれます。空気を暖める暖房には、 エアコン・ガス・石油ファンヒーター・輻射熱(放射熱)を利用した暖房には、 床暖房・暖炉があります。エアコン・ガス・石油ファンヒーターは暖かい風で 室内の空気を暖めます。しかし、この方法で周りの環境(床・壁・天井) を暖めるには時間がかかります。その結果、空気は暖まっているのに 身体はなかなか暖まらないのです。これは身体の熱量が冷えた周りの 環境(床・壁・天井)逃げてしまっているからです。一方、床暖房は床を 均一に暖め、その輻射熱(放射熱)のよって室内を暖めます。 つまり周りの環境(床・壁・天井)から暖めていくのです。 そのため、上部ばかり暖まってのぼせるようなことはありません。 身体は広い面積から輻射熱(放射熱)と熱伝導によって芯から暖まります。 日だまりにいるような暖かさを感じることができるのです。 床表面温度は25℃〜30℃程度。冬に冷たくて困るフローリングの床も 心地よい暖かさにし、特に二酸化炭素・水蒸気を出さない室内環境に 良い、身体に優しく健康的な暖房方法です。快適な室内環境づくりの 暖房方法には輻射熱(放射熱)を利用した床暖房や暖炉などが理想的です。〜天然木〜
昔から家づくりに使われている木は、 その暖かさ、木目の美しさ、そして自然の 持つ親しさと豊かさの中に安らぎを与えて くれます。日本の高温多湿な風土の中で 長く使われ続けた理由はその他にも多く あります。セメント・鉄と比較して、調湿性・ 強度・耐久性にすぐれていること、また フィトンチッド(樹木などが発散する物質で 細菌などを抑制する作用がある)の効果 で健康にも良いといわれています。 ヒノキ・ヒバには「ヒノキチオール」 「アルファビネン」「ボルネオール」が 含まれ、殺菌効果や防虫効果、鎮静作用 があります。さわらの成分である 「ピシフェリン酸」にはダニを殺す能力が あるといわれ、アトピー性疾患に効くと いわれています。気をつけなければ ならないのが腐朽です。含水率を25% 以下に保つために湿度管理が必要です。 塗装や表面処理をしたものは呼吸を 妨げるので、自然オイルで仕上げる方が より効果的です。スペース・エムでは 無垢材のオイル仕上げを お勧めしています。集中力・記憶力 | ・ブラックペパー ・ローズマリー ・ペパーミント ・レモン |
情緒不安定 | ・ゼラニウム ・ベルガモット |
落ち込み | ・ジャスミン ・グレープフルーツ ・クラリセージ ・ロールオットー |
ストレス・不眠 | ・カモミール ・ラベンダー ・マージョラム |
無気力 | ・ローズマリー ・カルダモン ・レモングラス |
花粉症 | ・ユーカリ ・レモン |
〜セミナーのお誘い〜
テーマ :自然を取り入れた、人・環境にやさしい家づくりを考え、建築の基礎知識を学びます。日 時 : 2/24(土),3/3(土),10(土),17(土) 1:30〜3:30 PM 場 所 : スペース・エム 定 員 : 10名 受講料: 2,000円 (4回分) 講 師 : 二級建築士・インテリアプランナー 高橋 雅子 これからの家づくり・プランの作り方、インテリアなどの話をまじえてまいります。 ※終了いたしました |
広告紙『小さな家』では今年も自然と共に共生する家づくりと環境についての記事を
お送りしたいと思います。情報などございましたらどしどしお寄せ下さい。
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